柿渋、柿渋タンニンとは
タンニンとは...
お茶・ワイン・コーヒー・柿渋など、動物の生皮を革になめす性質をもつ
一群の収れん性の植物ポリフェノールに対する慣用的総称名で、
これら全ての渋味成分は「ポリフェノール」の仲間である
「タンニン」という成分です。
タンニンを口に入れると「渋い」と感じるのは、口の中で化学変化を
起こし、舌や口腔粘膜のたんぱく質と結びついて収れんさせる働きが
あるので、それが「渋い」という感覚になります。
タンニンを最も多く含まれている植物は「柿渋」で
ワインの20倍、緑茶の70倍と言われております。
ワインやお茶の
タンニン濃度が
0.1~0.2%に対し
渋柿の
タンニン濃度は
3%~10%も
あるのです。
柿渋タンニンの効果
日本では古くから、木や竹、紙、魚網、傘やうちわなどの補強剤や下地として、また、火傷や凍瘡(しもやけ)、血圧降下剤、二日酔いの予防、蜂などの
たんぱく質毒の中和剤として利用されてきました。
近年、塗料として再評価されており、シックハウス症状を起こさない、様々なウイルスの不活性化など、柿渋タンニンへの注目度が上がりつつあります。
VOC除去能力
柿渋タンニンは、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒド等の有害物質を約99%低減させ、
小さなお子様やアレルギー体質の方にも、
安全性の高い室内環境を作り出せます。
日本厚生労働省室内濃度指針値策定主要6物質
抗ウイルス効果
柿渋タンニンは、さまざまなウイルスを
不活性化させます。
植物タンニンの中でも特に柿渋タンニンは
ウイルスに強い効果を発揮することが
わかります。
(右図の数値「4」以上は
ウイルス不活化があることを示します)
柿渋タンニンの抗ウイルス効果
消臭効果
柿渋タンニンは、その中に含まれるポリフェノールという
物質がニオイ成分と科学的に反応して、ニオイのない
物質に変えることができ、茶カテキンよりも多くの
ポリフェノールを含有しているため、消臭作用が
茶カテキンよりも優れています。
また、日常生活の中で発生する嫌な臭いの成分を
96%以上消臭することが実証されています。
また、柿渋は活性炭などの吸着作用とは異なり、
一度消臭すると二度とニオイは出てこないと分析
されています。